早期閉経の妊娠は可能?

早期閉経

早期閉経の直前でも、妊娠は可能なのでしょうか?

※ 生理時に測定するFSHの数値は、一般的に10以下が正常範囲とされ、卵巣機能が低下すると10以上に上がっていく傾向があります。

近年、卵巣機能の低下がみられる女性は、思いのほか多くなっています。卵巣機能低下は、抗がん治療や放射線治療をきっかけに起こったり、染色体異常を持つ女性にみられたりすることが多いとされますが、近年では「原因不明」とされるケースも意外に少なくありません。

それでも、妊娠を目指す方法はいくつもあります。ここでは、当センターでご相談いただいた一例をご紹介します。

この方はAMHが0.01、FSHの数値が60を超えるほどで、卵巣機能が大きく低下している状態でした。前年からほとんど生理が不規則で、「早期閉経」の診断基準に該当する方でした。(FSHの数値が2回以上にわたって40を超えると、早期閉経と診断されることがあります。)

幸い、この方はその周期に予備卵胞の状態が良く、ホルモン数値(FSH)は高めだったものの、卵胞が自力で成長してくれました。

排卵誘発剤による刺激は効果が期待しにくいと判断し、自然周期での体外受精を選択。排卵誘発剤(フェマーラ)のみを服用しながら血液検査(LH・E2)を行い、卵胞の成長に合わせた適切な時期に、成熟卵子を1個採取することができました。

採卵から3日後に新鮮胚移植を行い、その1個の胚が着床し、妊娠に至ったケースです。

※ 卵巣機能低下症について

35〜40歳で無排卵となり、多くの場合は無月経になります。原因によっては、さらに早い時期に無月経となることもあります。無月経になる前の段階として、月経周期が延びる稀発月経の期間があり、この段階ではすでに無排卵になっていることが多く、基礎体温は低温一相性(月経周期に高温期がなく、低温期のまま経過する)となっていることがほとんどです。

早期閉経や卵巣機能低下が気になる方、自然周期体外受精について知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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    胚のグレードを上げる生活 今日は、どんな生活をすれば、より良い胚(グレードの高い胚)につながるのかについてお話ししていきます。 基本は、やはり生活習慣を見直すことから。いつでも取り組める内容だからこそ、無視できないポイントです。 【規則正しい妊活生活】 <妊活の睡眠> <妊活の食事> <妊活の運動> <妊活の喫煙> <妊活の飲酒> 当たり前のことでも、忙しい毎日のなかで疎かになり、どこかで無理をして生活してしまっているのが現代人です。 <睡眠> 健康な体づくりには、睡眠が大きく影響します。風邪を引いたときも、十分な睡眠で回復することは多いですよね。妊娠に向けて、体力やグレードの高い胚づくりには、ぐっすり眠れたと実感できるような十分な睡眠が必要です。睡眠によってホルモンバランスが整い、結果的に妊娠しやすい子宮の状態づくりにもつながります。女性の体はデリケートだからこそ、こうしたケアが効いてきます。 <喫煙・飲酒> これは、はっきり言って、きっぱりやめましょう。タバコやお酒はご本人の健康にも影響し、まして胎児への影響も大きいため、妊活を機に卒業することをおすすめします。 <食事> 健康的な食事で体質改善を。バランスの良い食事は体を整え、運動は老廃物の排出を助けてくれます。食事では、できるだけ体が温まる根菜類をとるようにしましょう。野菜では、しょうが・ねぎ・にら・にんじん・かぼちゃ・里芋など、魚介系では鮭・いわし・ふぐ・たら・さばなども効果的です。逆に、体を冷やしやすいとされるのはキャベツ・きゅうり・トマトなど。夏の果物では、バナナ・スイカ・パパイヤは控えめにすることをおすすめします。ただし、トマトは加熱すると温野菜に変わり、体を温めてくれます。体が軽くなると気持ちも明るくなり、前向きな生活が送れて、妊娠への気持ちも前向きになれます。 体を温める食材として抜群なのが、ずばり生姜です。生姜にはさまざまな成分が含まれており、骨を丈夫にするマンガンや、ビタミンB1・B2も豊富です。冷え性対策、風邪予防、アンチエイジングなど、その効果の幅は実に頼もしいものです。 血流が気になる方へ――血管を広げ血流を改善する働きがあり、冷え性に効果的 白血球を増やし、免疫力を高める 辛み成分が、ウイルスや細菌などの殺菌を助ける コレステロールの低下を助ける 香り成分が胃の調子を整え、吐き気を抑えてくれる 咳や喉の痛みの原因となる炎症を抑え、痛みをやわらげる 辛み成分が脂肪の燃焼を助ける 老化の原因となる活性酸素を除去し、老化防止にも役立つ かなりの優れものですから、ぜひ積極的にとり入れてみてください。いつでも手軽に飲めるのがレモン生姜茶です。 ≪レシピ≫温かいお湯 200ccレモンスライス 2〜3枚生姜スライス 4枚ほど蜂蜜 小さじ1杯 じっくりよく混ぜて、美味しく召し上がってください。 <運動> 健康診断で聞かれませんか?「一週間にどれくらい運動していますか?」と。運動をしないままでいると、体力は衰えていきます。30代なのに50代並みの体力、ということも起こり得ます。ジムに通えればベストですが、日常生活のなかでウォーキングやストレッチを定期的に続けるだけでも、大きな効果が得られます。今日から少しずつ始めてみましょう。 グレードが高まると? 胚のグレードが高まると、どう関係するのでしょうか。答えは、妊娠率の高まりに関係します。 胚のグレードはA・B・Cの三段階に分けられます。初期胚は数字が小さいほど良く、胚盤胞は数字が大きいほど良い受精卵と判断されます。 初期胚盤胞A:良好な胚盤胞になりそうな胚B:普通の胚盤胞になりそうな胚C:あまり良くない胚盤胞になりそうな胚 完全胚盤胞以降A:細胞数が多いB:細胞数がやや少ないC:細胞数が明らかに少ない このように、グレードは区別されます。ただし、このグレードはあくまで「妊娠しやすいグレードかどうか」を判断するためのものです。グレードが低いからといって胎児に影響があるわけではありませんので、どうかご心配なさらないでください。

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  • 卵巣機能低下の判断法

    卵巣機能低下 卵巣機能低下とは:体外受精を行う際は、一般的に卵巣を刺激する注射を用いて、いくつかの卵胞を育てていきます。 このとき、採取できる卵子が3個以下であった場合、またはそうした状況が予想されると診断された場合を「卵巣機能低下」といいます。 卵巣機能はどのような方法で評価できるのでしょうか? 1) 生理3日目の血液検査で、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、エストラジオール(E2)の数値を測定します。 2) 超音波検査で、卵巣内に観察される前胞状卵胞数(antral follicle count)を確認します。 3) AMH(アンチミューラリアンホルモン)の数値を測定します。 女性は生まれたときに一定数の卵子を持っており、年齢を重ねるほど保有する卵子の数は減少していきます。そのため、一般的に年齢が高くなるほど卵巣機能が低下する可能性は高くなります。一方で、若い女性でも卵巣機能低下の所見がみられることがあり、これは生まれ持った遺伝的要因、生活習慣、食習慣、さまざまな環境的要因などが複合的に関わった結果と考えられます。 卵巣機能が低下した女性は排卵誘発剤への反応が弱いため、注射の量を増やしても多くの卵子が採取できるとは限りません。 こうした場合は、排卵誘発剤を使用せずに行う自然周期体外受精(natural cycle IVF)という選択肢を検討できます。 卵巣機能低下が気になる方、自然周期体外受精について知りたい方は、お気軽にご相談ください。 韓国の病院で行うことができます。