アシステッドハッチング Assisted hatching 生殖補助技術

アシステッドハッチング

アシステッドハッチング(補助孵化術)の効果や施術は?

” 体外受精・兼備授精 ”施術を施行すれば、”胚”が形成されます。
この胚の着床率を高める為に人工的に透明帯(zona pellucida)を薄くしたり、破裂させる施術の事です。

※透明帯(zona pellucida)とは?
胚を囲んでいる透明な膜だと理解しましょう。まだ、完全で無い卵子細胞を保護する役目が透明帯です。受精卵は2細胞から4細胞・8細胞へと孵化が行われる様に、透明帯で保護されています。

そして、受精卵は胚が子宮に着床する前に透明帯の膜を破って子宮に着床していくのですが、この時に透明帯から上手く出てこれない場合はアシステッドハッチング(補助孵化術)で補助をして、着床の成功率を向上させる助けをします。

下記の写真が透明帯から出てくる状態

 

アシステッドハッチング(AHA)・生殖補助技術

アシステッドハッチングは透明帯に極々小さな穴を作り、子宮内着床を助ける技術です。この過程は培養室で極細い先端レーザーを用いて正確且つ、安全に施術が行われます。

【この施術に相応しい方】

  • 女性の年齢が38歳以上の場合
  • 生理周期3日目にFSH数値が高い
  • 何度もIVFを試みたが、着床に至らない場合
  • 凍結受精卵又は胚の透明帯が厚い場合(>15microns以上の厚さ)

以上の様な場合、アシステッドハッチングが着床への大きな助けになります。

 

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