人工授精(AIH)

人工授精

人工授精とは? 人工授精 (AIH)は、女性の排卵日あるいはその前日 (超音波検査やホルモン検査などから決定)に、夫の精液を洗浄・濃縮し、 良質な精子を子宮内へ直接注入する方法です。 子宮脛内精子注入法(IUI)ともいわれ、運動精子の数や比率が少ない、 適切な性交ができない、タイミング指導で妊娠できないなどの場合が 適応となります。 人工授精の妊娠率は1周期あたり7~9%、また人工授精で妊娠が できた人の殆どは5~6回以内、特に1~2回目で妊娠をしています。しかし、人工授精を5回行なっても妊娠できない場合は、 体外受精ヘステップアップをします。 人工授精と体外受精の違い 人工授精は、体内で自然妊娠を成立させるための一般不妊治療の1つです。つまり、受精や胚の発育はすべて、体内で起こります。排卵日を特定して、その日に合わせて濃縮した精子を子宮の中に注入します 人工授精で確認が出来ない事  実際に精子が卵子まで到達できているのか? 正常受精が成立したのか? その後、どのように発育したか? 正しく子宮までたどり着いているのか?

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PGS / PGD 体外受精 成功率 70~80%

PGD 体外受精

体外受精をされる時、PGS / PGDの検査を受ける利点は? PGD / PGS 体外受精, 培養移植をされる前に ダウン症候群、筋縮症または貧血症のような特定の遺伝子検査をします。一般的に、遺伝性の高い病気を抱えている事を認識されこれから産まれてくるお子さんへリスクが高い可能性のある方へ効果的な検査です。 まず、この検査を受けることにより遺伝性疾患を胎児が受け継ぐことを防ぐことが出来き、または親となる患者へもリスクが減少します。 この様に多くの不妊治療センターでは、ご夫婦が特定の重篤な症状を保持しているかを判断する為に、血液の検査をして判断をします。 遺伝子検査を提供するシステムは、不妊治療で困難で複雑な思いを通過されている事を踏まえ、事前に医師の相談を通じてより良い治療法と検査の選択をします。 したがってPGD体外受精の成功率が高い理由です。 70〜80%の高い平均成功率を示しています。 不安を取り除き、新しい家族を迎える準備をしましょう。 * PGD/PGSとは何か? 着床前診断PGD(pre-implantation genetic diagnosis)患者の遺伝的/染色体の異常を見つける事が出来ます。着床前スクリーニングPGS(pre-implantation genetic screening)IVFの成功結果の有無と深い関係がある受精卵の染色体異常を調べる事が出来き、 着床の為の受精卵の細胞を検査して凍結保管をします。 その後、染色体異常の有無を分析し、検査のグレードの高い受精卵を選別して子宮に着床します。 正常と判定を受けた受精卵を安心して着床する事により、奇形や異常の確率が低い健康な赤ちゃんを出産する事ができます。 着床後に残った受精卵は保管後、再び着床の際や次の赤ちゃんをご希望の時に使うことが出来ます。 PGSを通じて、染色体異常を検査をする事ができます。受精卵は22組の染色体とXXまたはXYの性染色体を持つようになります。 例えば異常が発見された場合の受精卵は染色体が少なかったり、多いと判断をされます。 このような場合、着床失敗や流産に致命的な原因になります。 最もよく見られる異常が21番染色体異常(trisomy 21)で、 この場合、ダウン症候群の可能性があります。 その次にXO、XXX、XYYの様な性別染色体異常などがあり、その他にも多くの種類の方式があります。

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NIPT 新型出生前診断

新型出生前診断

NIPT 95%以上 正確な出生前診断検査 次世代塩基配列解析技術を活用した出産前診断検査をご紹介致します。 受精卵を検査するPGS&PGD検査は受精卵が健康でなければ、検査が出来ません。また、検査に耐え切れない受精卵はせっかく正常な受精卵であるのに、検査の過程で使えなくなる可能性も発生せざるを得ません。 そこで、妊娠に至り胎児が健康であるか?出産前に検査が出来る新出産前診断検査をご紹介致します。 NIPT出産前診断検査は妊婦の血液の採血から判断でき、胎児にも母体にも優しく負担の無い出産前診断検査の方法です。 PGS&PGD検査を受けずに妊娠をされた方が、より安全に出産が出来るように開発されました。母体の血液から胎児の染色体異常が約99%以上の確率で診断が可能です。 次世代塩基配列解析(NGS)とは? Next Generation Sequencingの略で人間の染色体内に存在するDNA全体を分析する新しい技術を意味します。 検査の方法 妊婦の血液採取(妊娠10週)・ 双子の場合は妊娠12週 検査対象と確率 染色体13番・18番21番 99%以上OX  XXY  XXX  XYY      95%以上 検査の目的 胎児の21番・18番・13番の染色体異常と性染色体異常(monosomy X,XXY,XXX,XYY)に対しての検査を目的とします。 21番 ダウン症候群  18番 エドワード症候群  パトウ症候群XO -ターナー症候群  XXY-クラインフェルター症候群XXX-トリプルX症候群(Triple X syndrome)   XYY-XYY症候群 (Jacobs syndrome) etc.,

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胚・卵子・精子 凍結

精子 凍結

胚 (受精卵)の凍結 – Embryo Freezing 胚・卵子・精子 凍結 – 体外受精の過程で排卵誘発の為に多数の卵子が採取されるため、複数の受精卵が得られます。この事から多胎妊娠を防ぐために、胚移植の数を通常1-3個に制限します。その後、移植後に残った受精卵を凍結保存し、次回の排卵周期に合わせて凍結保存された受精卵を融解し次の移植をし妊娠を試みる事が出来ます。 受精卵凍結保存方法は? 受精卵の凍結方法は、凍結解除が添加された培養液で受精卵を処理した後、この溶液と一緒に容器に受精卵を入れた後、自動凍結機を利用して凍結を実施。-196℃の超低温に入れ、長期保存します。 <受精卵凍結が必要な場合> 体外受精の準備の為によりグレードの良い受精卵を選択する(グレードが良くないと保存が出来ません) 体外受精施術の後、予備を保存する為 (成功に至らなかった場合・第2子の為)  健康の理由で妊娠の時期を図るため 卵子の老化の理由から事前に保存するする為 卵子 凍結 - Oocyte Freezing 卵子凍結の目的は多くあります。 “年齢と共に卵子も老化している事をご存知ですか?” 女性の社会生活が活発化すると同時に、結婚適齢期も著しく高くなりました。また、近年では早期閉経の女性も増えています。この様な社会生活のリズムが変わった現代で年齢のまだ若いうちに新鮮な卵子を凍結保存する事により、キャリアウーマンとして社会生活を送り続けながらまたは、健康の悪化が生じた場合にも卵子凍結は後に結婚をされた時、優れた役目を果たします。 年齢と共に卵子も老化が進みます。年齢が若い内に卵子を凍結する事で後々役に立ちます。 健康なお子さんを出産する為にも、卵子凍結によって流産や出生の異常をカバーする役目になります。 制限年齢:50歳迄とします。(卵子ドナーの基準とは異なります) 精子凍結 -Sperm Freezing 精子の凍結は、どの様に役立つの? 体外受精の施術日に精液採取が不可能な場合(お仕事で施術の時に病院へ出向く事が難しい) 不妊治療を行う際、その度に採取をせず保存 精子の遺伝的変異の可能性や睾丸摘出術の前に事前に精液を採取保存 体外受精の施術の為にお望みの数を凍結(二人目の為に保存) 方法: マイナス196℃の液体窒素内で凍結保存。いつでも必要とされる時に融解して使用する方法です。半永久的に保存が可能です。 凍結保存をご希望の方へ 受精卵・卵子・精子凍結をご希望される方は、ご要望によりご案内をさせて頂きます。

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胚の評価 – 体外受精は胚の質

体外受精は胚の質が良くないと産まれて来る赤ちゃんは健康でない影響が高いの? 胚の評価 今日は多くの方が気になる部分の胚の質の話です〜。 「移植を受けた胚の評価が下級だというのに…それでは、妊娠になるとたとしても不健康赤ちゃんが生まれるんですか?」 という疑問についてのお話です。 まず、「胚の評価」というのは、胚が分裂する速度、胚の形を見て判断します。 次の写真を見れば理解が早いと思いますが〜 3日培養胚であり、左胚は分裂速度も通常の形も対称的にきれいに分裂したのに対し、右側の胚は分裂速度も遅く、破片もまちまちに分裂しています。poor qualityの胚です〜 このように、胚の質に応じて妊娠率にも差がありますが〜事実下級胚より高胚を移植受けた場合、妊娠率ははるかに高いそうです〜しかし、下級胚といっても、必ず妊娠に失敗することはないので、移植受け取るとすぐ初日から憂鬱こと必要はないんです^^ 不妊治療の施術には。。。。 「妊娠は科学的に証明することができない、その何かがある。私たちが理解できる範囲以上ではないか。と思います^^」 再度、本題に入ってきて「移植を受けた胚の評価が良くないのに…それでは、妊娠になるとたとしても不健康赤ちゃんが生まれるんですか?」という質問に対して、最近報告された研究があって紹介してしたいと思います。 2008年から2012年までの一本の胚を移植されたが、40歳未満の女性を対象に、後ろ向き研究を進めており、good quality embryoを移植された1193人の女性と、poor quality embryoを移植された348人の女性を対象妊娠率と出生赤ちゃんの体重、早産力、妊娠中毒症、早期胎盤剥離と新生児合併症の有無などを比較しました。 下Table IIを見れば、妊娠率を比較したときは、当然予想できるようにgood quality embryoを移植された女性群でより高い妊娠率を示しました。 (上級胚妊娠率41.5%vs下級胚妊娠率19.2%) しかし、一度妊娠がされた場合、上級胚で妊娠がされた群と下級胚で妊娠がされた群の間に流産率、死産率、子宮外妊娠率に差はなかったんです。新生児生存率(妊娠がよく維持されて分娩した場合)を見ると、上級胚で妊娠がされた女性の77.8%、下級胚で妊娠がされた女性の80.6%で両群間の差がないことを知ることができます^^ そして、下の表Table IVにまとめられているように、妊娠関連の合併症の危険因子となる女性の年齢、BMI、喫煙の有無、分娩力、そして胎児の性別などの要因を補正したとき、子宮内成長の遅れ、低出生体重児、早産、妊娠中毒症、早期胎盤剥離、過剰体重増加、妊娠性糖尿病、ユング型膜炎、遺伝学的異常と奇形、母親の合併症は、新生児の合併症は両群(上級胚で妊娠vs下級胚で妊娠)との間の差がありませんでした。 また、2013年fertility and sterilityに胚質にともない、新生児合併症に対する研究結果がabstractで載せられました。 上級胚の移植を受ける場合と下級胚の移植を受ける場合の比較的結果は、上級胚が妊娠率が高いです。 しかし~妊娠に至ったらもはや、上級胚と下級胚を比較すると流産率、死産率、子宮外妊娠率および妊娠関連合併症、新生児合併症は差がなかったと結果があります。 胚の等級が良くないので、赤ちゃんが健康じゃなかったらどうしよう・・・・かと考えられる方々..いらしゃいますよね! この部分に対しては心配されなくても良いでしょうね^^ 胚の等級は単に胚の分裂の速度と形からグレードを分類するためのものであるので、着床率とは関係はあるけれど、今後生まれて来る赤ちゃんの健康状態とは関係が無いとの事です!から、ありがたい結果です。 沢山の方々が幸せな妊娠と出産を迎える事が出来ますように、日々応援しております。

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