男性の不妊とは?

男性の不妊

精管閉鎖

精管や副睾丸など精子の移動経路が閉鎖されていたら、どんなに健康な精液でも移動が出来なくて、不妊の原因になります。 一部場合には先天的な異常で発生し、尿道感染や炎症・手術などにより、後天的に発生する事もあります。

正常な妊娠のための男性側の条件は?成熟し、健康な精子が生産されなくてはなりません。精子が子宮を通過して卵子に到達した後、卵子を突き抜けて受精をする事が出来るほどの運動能力が必要です。そのほかにも精子が正しい方向に向かって移動できるように、通常の形を持っている必要があり、精子が女性の生殖器の中に簡単に入ることができるほど十分な精液の量が必要でもあります。また、十分な数の精子が精液中に含まれていなければなりませ。そして、通常の性行為が可能で勃起能力や心理的な要因も関係してきます。もし、これらの要素のうちのいずれかが満たされていない場合は、不妊を引き起こす原因ともなる事をご存知ですか?

精索静脈瘤

精索静脈瘤は睾丸から出ていき、静脈に血流障害や逆流が起き圧力が高まって、血液が停滞し静脈血管が太くなりミミズ腫れの様に腫れうっ血します。 精索静脈瘤の90%以上が左側睾丸で発生します。 精索静脈瘤は睾丸の血液循環を悪くして睾丸の温度を上昇させて不妊を誘発する主要な原因になります。

男性の不妊症検査は?

現在、不妊の原因において男性側要因が占める比率は全体不妊の35~40%を占めるほど非常に高い確率です。 したがって不妊の診断と治療のために女性を検査する時には男性に対する検査も一緒に行うことが望ましいです。

1)精液検査

精液検査は不妊症の最も基本的な検査で、2~3日間の禁欲期間を置いて消毒された容器に精液を保存します。 採取1時間後に精液の色・量・粘度と精子数・運動性・情字形態などを観察し判断します。

 

2)精子機能検査

精子機能検査は精子浸透力検査とも呼ばれ、透明帯を除去した卵子と男性の精子を共に培養させて精子の浸透能力を測定します。

 

3)抗精子抗体検査

精子は抗原性が非常に高く正常で血管睾丸防御膜によって人体の免疫棋戦から隔離・保護されています。 精子の抗体が血液中にあるか無いかを調べます。

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男性の不妊症治療

適切な不妊治療のためには以上の検査を通じて不妊の原因を正確に究明することが最も重要です。 不妊が発生した原因により適切な治療をすれば、妊娠が可能になります。 一方、不妊患者の10%程度だが、全ての検査を施行しても確実な原因を捜し出すことができない場合があります。 このような場合には原因自体を正しく知ることができないので治療が容易ではなくて、特に不妊期間が3年以上である場合、残念ながら結果に期待できません。 しかし多くの不妊患者が診断過程の途中や、治療をしばらく休んでいる休暇期間中や、あるいは心理治療を受けている中で妊娠する場合が多いです。 したがって、自らがリラックスして心理的に安静をとり、安らかにいられる事が望ましいのです。

 

不妊に対する原因別治療法は次のとおりです。⇩

  • 精管閉鎖
精管閉鎖による不妊は精管復元術などの手術を行ったり睾丸に注射器を刺して精子を採取した後、体外受精を行います。
  • 精子異常

精子異常による不妊は生殖泉刺激ホルモンを投与したり体外受精(必要に応じて提供された精子を利用)を行います。